VISION
“人とAI,人と人が
分かり合えるインタラクションの実現へ向けて”
ABOUT
人同士の対話では、相手が何を言わんとしているのか、話しの文脈の中で理解できる事があります。しかしながらその文脈自体は相手の話している内容が分からないと理解できません。話が進む中で、発言と文脈が徐々に明らかになっていきます。本研究課題は、文脈の理解と発言の理解が会話の中で絡み合いながら徐々に明らかになる点に注目して、人と人工知能、人と人のインタラクションを支える対話処理メカニズムを研究します。対話に参加する人や人工知能システムが、どのような情報を重要だと捉えて会話をすすめているのかを把握するSCAIN (Simultaneous Contextualization And Interpreting)アルゴリズムの研究開発を中心に、人と対話するAIスピーカ・生活支援ロボット、人と人の対話を支援するユーザインタフェースの研究を行います。
MEMBERS
- (PI) Michita Imai
- Keio University
- Kazuhiro Ueda
- Tokyo University
- Komei Sugiura
- Keio University
- Masaki Takahashi
- Keio University
News
JST CREST共生インタラクション 「文脈と解釈の同時推定に基づく相互理解コンピューテーションの実現」の成果の一つである相互理解支援のオンラインデモンストレーションを行いました。
対話における発言を理解するには文脈が必要です.しかし,聞き逃しや途中参加によって文脈が共有できていないと,相手の発言の意図を取り違えてしまい相互理解が困難になります.本ワークショップでは,相互理解を促進するための,文脈情報処理技術に基づくシステムを体験していただきました.本ワークショップでご紹介する技術は,JST CREST共生インタラクション 令和元年度採択課題「文脈と解釈の同時推定に基づく相互理解コンピューテーションの実現」(代表:今井倫太)の研究成果の一部です.